引物(引両)紋には、丸に立三つ引き、丸の内三つ引き、丸の内二つ引き、丸に内立二引、七割二引、新田一引き、丸太一つ引き、丸に内一つ引きなども紋があります。
引両は引き竜・引領・引輌とも書く。軍陣用の幕から転化したもので、紺、黒、白他の色で染め分けた布を、横に縫い合わせた陣幕からきたものとされる。各武家が色の組み合わせで識別し、印であった。