のし(熨斗)紋には、熨斗の丸、変り熨斗の丸、二つ束ねのし(分銅熨斗)、飾り熨斗(かざりのし)、熨斗(のし)などがあります。のしとは、あわびの肉を薄くはいでのしたものをいいます。儀式やお祝いの贈り物に用いられました。束ねたものは束ねのし、折り紙につつむのはおりのしといわれています。のし紋のかたちは束ねのし形とつつみのし形の二種類あります。
寶(宝)むすび紋には寶結び、角寶結び、蝶形寶結び、二重輪宝結び、替り宝結び、宝結び蝶、くわ形宝結びなどがあります。
寶(宝)むすび紋は、宝物を包むときの、ひもの結び方のひとつで、飾り結びの形から生まれたとされています。連続する無限を意味し永久の繁栄、長寿、多幸などを願う紋とされています。