月紋・日紋 夜の世界を支配する月は憧れと畏敬、信仰の象徴

日紋は日輪、太陽を形象化したもので、日の丸紋とも呼ばれます。
月紋は、夜の世界を支配する月は古来から浪漫的な憧れと畏敬、信仰の象徴でした。太陽の明るさ力強さにたいし、月は変化していく形・色、その影と優しさから無限の変化感じられます。これがいろんな想像を生み、うさぎの餅つきになったりしたのでは。
三日月は弓張月といわれ、武士に好まれ、満月とともに兜の前立に採用されています。
月・日紋は太陽と月を対象にならべ、または組み合わせた紋で、日の神の力と、月の神の美をあらわした信仰からうまれたようです。
半月、霞月(月にかすみ)、月に北斗星、つなぎ月、まむき月星などがあります。