みょうが(茗荷)紋はみょうがの花を形象化したもの。

はじめ杏葉紋が茗荷に似ているので、茗荷紋に転化したともいわれています。茗荷は冥加と音が同じなので、縁起のいい意味で用いられたものであろう。冥加とは神仏の守護のこと、または未来の祝福をいいます。茗荷紋と杏葉紋がまちがいやすいが、葉脈があるのは茗荷紋、杏葉紋にはありません。
抱き茗荷、丸抱き茗荷、三つ茗荷巴、違い茗荷、入れ違い茗荷、縁入込み抱き茗荷、一つ茗荷巴、三追い茗荷、大割抱き茗荷、丸に八割茗荷、丸に稲垣茗荷、一の関茗荷、中蔭八つ割茗荷、茗荷二枚違い、田村茗荷、三つ茗荷崩し、抱き茗荷崩し、替り抱き茗荷崩し、茗荷二枚違い、隅切角に抱茗荷などがあります。